気がつかなかった。左右の切れ角が違う。NISSANエンジンのコマツインター484「撮りトラ」

komatsu international 484 「撮りトラ」

今日はAさんの現役で活躍している旧車の中からNISSAN UDエンジンのコマツ・インターナショナル484です。まずはエンジンスタートの動画から・・・

↑エンジンを掛けるだけの動画。ハンドルを切ったときに内側と外側のタイヤの角度が違うのにビックリしています。

komatsu international 484 コマツ・インターナショナル484 日産UDのディーゼルエンジン
コマツ・インターナショナル484 日産UDのディーゼルエンジン
komatsu international 484 コマツ・インターナショナル484 日産UDのディーゼルエンジン
SD25型type4 46馬力 2,400rpm 調べてみると初代アトラスに載っていたエンジンのようです。SD25はアトラス1.5トン用かな?

僕以外全員知っていたかもしれませんが、左右の切れ角が違っていたんです

↑毎日使う(もちろんトラクターも)クルマですが、人知れずこんな機構が働いていたんです。

アッカーマン機構

ウィキペディアによれば

アッカーマン・ジャントーとは4輪自動車におけるステアリング機構の理論で、滑らかに旋回するための機構である。アッカーマン機構とも呼ばれる。
一般的に、4輪自動車が旋回する場合には、前輪の内側と外側の車輪の切れ角に差がある(トレッド分が旋回半径差となる)。 もし左右のホイールが同じ切れ角ならば、どちらかの車輪が路面を横滑りしながら旋回しなければならない。そのために内側の車輪角度が、外側の車輪角度よりも大きいことが求められる。

うーーん・・・ トラクターはハンドルが切れるので、タイヤもなんだかおかしな角度だなあ・・・ぐらいにしか思っていませんでしたが、色々な人の指摘によりだんだん気になって、よくみるとこんな素敵なことになっていたのでした。

komatsu international 484 コマツ・インターナショナル484
手の切れそうなタイヤ・・・ステアリングにテキトーにつないであるって訳でなく、非常に考えられたリンクで動かされているのでした。

「曲がるときもタイヤは平行だってかまわねえじゃん」と思うのですが、実際走ってみるとすぐ気が付くものらしく、学生時代お遊びでクルマを作った友人に聞くと、「曲がるたびに気持が悪く、結局知らないうちにアッカーマン機構を取り入れていた」と言います。

考えてみれば、どうしたって比較対象になる普段乗っているクルマはスムーズに曲がるわけですから、それにあわせていくと知らず知らずのうちにアッカーマン機構に落ち着いていくわけですね。

コマツインターナショナル最終型なのか、以前のコマツインターナショナルカタログにも載っていません。

komatsu international 484 コマツ・インターナショナル484 日産UDのディーゼルエンジン
いつものお顔のコマツインターナショナル484です
komatsu international 484 コマツ・インターナショナル484
本国の機体だと1977年〜1984年 3気筒のインターナショナル2.9リッターディーゼルなら50馬力だそうで、力強いとこっちに人気があったそうです。 日産のエンジンのほうは気筒数や排気量、みてくるの忘れてしまった・・・これについてはまた今度・・・
性能、経済性ともに抜群!
続きます
上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。