DNAは生き続けた フィンランドのヴァルトラ

絵を描くのに時間を喰ってしまった・・・海面は嵐で大変なことになっていても、海の底のほうは比較的影響が少ない。
絵を描くのに時間を喰ってしまった・・・海面は嵐で大変なことになっていても、海の底のほうは比較的影響が少ない。

Munktell→Bolinder-Munktell (BM)→VaLtion mettallitehtaat→Volvo BM→Volvo BM AB→Volvo BM Vaimet→Vaimet→Vaitra

トラクター部門だけを売って本体が存続する場合や、トラクター部門はそのままで親会社だけ変わる場合、また、親会社が消滅することもあってトレースするのが難しい・・・

見方を変えればそんなに悪くないかも

会社がなくなってしまったり、名前がなくなったりというのは、仕事を失ってしまった方を大勢出してしまうということですから、残念で悲しいものだと思っていました。

しかし、トラクターや顧客側から見た場合、Munktellさんからはじまったトラクターの血脈は面々と受け継がれていることがわかります。

生き物がそのDNAを残すようにプログラムされているのと同じように、製品のDNAもちゃんと残るようになっているとしか思えません。

会社も生まれれば存続しようとします。でも、それがかなわなければその製品を存続させるように・・・特に誰かに頼まれたわけでなく、なぜか不思議とそうなって行くように感じます。

実は製品の意思?

一昔前に世の中のすべての生き物の振る舞いは生物のDNAの意思・・・みたいなお話が流行りましたが、この場合、トラクターのDNAが人々にそれを残すように働きかけているような感じです。

製品側から眺めてみると、会社の舵取りはものすごい大波に翻弄され、沈没してしまうようなことがあっても、比較的嵐の影響を受けにくい海の底のほうでずっとトラクターが作られているから、ちっとも寂しくない感じです。

彼らから見れば、名前が変わろうがなにしようが自分は自分ですから、何も変わらないですよねぇ・・・そして、時が過ぎても部品のコーナーの丸め方や、配管の取り回し、製品の呼び名などにMunktellさんの影響とかVaimet時代の影響がきっとあるはずです。

名前は変わってもトラクターは残って行くよ!

↑絵を描いたら動かしたくなってしまった・・・

初めのうちはエラいことだなあ・・・と思っていましたが、こう考えてみればなんだか安心しちゃうというかホッとしてしまいますね。

ここのところあまり波は来ていないようですが、ヴァルトラもまた名前を変えながらそのDNAを引き継いで行くのだと思います。

北欧生まれだけあって林業に強いみたいです

ヴァルトラ A93 HiTech 75/101馬力
ヴァルトラ A93 HiTech 75/101馬力
ヴァルトラ A93 HiTech 75/101馬力 林業でも使われている感じなんですね!
ヴァルトラ A93 HiTech 75/101馬力 林業でも使われている感じなんですね!
ヴァルトラ N111とありますけど、ラインナップにはみあたらないです
ヴァルトラ N111とありますけど、ラインナップにはみあたらないです

森と湖のフィンランドだからマッド対応なのでしょうか?

ヴァルトラ T213Versu 215馬力 ブースト225馬力 タイヤがエラいことになっています。マッド仕様なのでしょうか?
ヴァルトラ T213Versu 215馬力 ブースト225馬力 タイヤがエラいことになっています。マッド仕様なのでしょうか?
こんな写真もありました。遊んでいるのか仕事をしているのかわかりません。ラジエターに風を送るためでしょうか? 大きな送風ファンらしきものが付いています。これで走れるのかなあ・・・水中を走る時のスクリューだったりして・・・
こんな写真もありました。遊んでいるのか仕事をしているのかわかりません。ラジエターに風を送るためでしょうか? 大きな送風ファンらしきものが付いています。これで走れるのかなあ・・・水中を走る時のスクリューだったりして・・・

やっぱり少し特色が見えます。こういうDNAを引き継いで行くんだろうな。

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