おさらい3とまとめ

結局「けいてぃー」は「これだっ!」というような感動のないまま決定されました。僕の印象ですが「Katy and the Big Snow」というこの本の出た1943年当時、キャタピラ付トラクターは普及していたでしょうが油圧の排土板や除雪アタッチメントは珍しいものだったようです。大量生産の「吊るし」で売っているような機械ではなく、それぞれ使う人が工夫していたのだと想像します。

息子のために絵本を出したということなので、あちこちで見かけるというよりは自分の町で見る除雪車を絵本にしたのでしょう。きっと町(じおぽりす)の「どうろかんりぶ」に勤める技師が優秀なアイディアマンで何かの油圧装置を組み合せて「けいてぃー」を運用していたに違いありません。これぞ「けいてぃー」というようなぴったりくる写真がないのは(あったとしてもネットで見つからないのは)そんな理由なんじゃないかな・・・なんて思います。

ちょうど背中に油圧用油タンクを背負っているみたいな「取って付け感」が日の本コンバックみたいじゃないですか!あれだってまだ大メーカーの大量生産・・・ってところまでは行っていない感じですもん。

考えてみれば工夫の好きな鍛冶屋さんと機械好き農家が各地方で育ててきた農業機械をモデルにした絵本があったとして、そのモデルとなった機械をぴったり探すのはムズカシイというか、無理だよなあ・・・それぞれの地方で独自に色々なタイプに育ってきちゃうもの・・・

ある意味、だんだん大きな企業が技師や鍛冶屋さん個人の工夫や考えるのを肩代わりし、その工夫の乗った製品をたくさん作ってコストを下げて使う人に提供してくるようになったんですよね

使う人個人はもう考えなくてもよくなって、鍛冶屋さんも商売替えしちゃって・・・そんな時代だったら写真もたくさん残っているはずです。

・・・あっ!もう時間がなくなっちゃった

はたらきもののじょせつしゃ「けいてぃー」はたらきもののじょせつしゃ「けいてぃー」はたらきもののじょせつしゃ「けいてぃー」はたらきもののじょせつしゃ「けいてぃー」はたらきもののじょせつしゃ「けいてぃー」はたらきもののじょせつしゃ「けいてぃー」

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