鉃道写真を撮影する「撮り鉄」をもじって、トラクターを撮影する「撮り虎」撮りトラキャンペーン第7弾の2、鹿児島のKさんが送ってくれた日の本MB-1100です。
トラクター探偵団、探偵中
東洋社の「日の本」トラクターですもんねえ・・・何かがにじみだしてきそうなものすごい名前です。そう言えば正面に書いてあるマークも扇子に日の丸っぽい・・・外国人の好きな日本のイメージって感じがします。輸出を意識していたんですかねえ・・・断片的なネット上の情報によれば会社は大阪の京阪線大和田駅前にあったということで岡山の会社じゃなかったかもしれません。
こんな記述を発見!
どうもエンジンは愛知機械工業が作っていたみたいです。TES80灯油空冷単気筒エンジン377ccの6馬力・・・まてよ?6馬力とはえらく低いなあ・・・しかも商品名のMB-1100の1100とはえらくかけ離れていて関連性が薄いなあ・・・いくら何でも6を1100というのはふかしすぎです。
な〜んだ。本家本元に
と思ったら、本家本元。ご先祖様を東洋社に持つ日立建機ティエラにちゃんとヒストリーが載っています。
リンクをクリックすると・・・
↑コーフンして勝手に引っぱってきてしまった・・・撮りトラがかなり盗りトラになっちゃった・・・やばい。問題があったら引っ込めますのでご連絡ください・・・
年代から言って、愛知機械工業のTES80灯油空冷377cc単気筒6馬力エンジンが載った日の本トラクターはこのMB-10だったのでしょう。しかし、TES80型以降のエンジンの記載は愛知機械工業のWEBページにはありません。Kさんの見たMB-1100のエンジンは一体どこが作っていたのか?
それも日立建機ティエラの年表に載ってました。1966年(昭和41年)に愛知機械より農発エンジン部門買収、エンジン自社生産を始めるとあります。
つながりました。MB-1100のエンジンは愛知機械の血を引く部門で作られていたのです。
調べてみるとMB-1100というのは15馬力という表記と11馬力という表記両方混在してるみたいです。MB-1100は11馬力でMB-1500が15馬力という感じと15hp(11kw)という表記です。まあ、まあ11馬力でも1100という数字に合うし、15hp(11kw)でも11kwというのが数字的に1100と合致しそうでつじつまが合いますね。
愛知機械工業のTES80を作ったチームがTES100(仮)、480cc(仮)くらいのエンジンを作ってMB-1100に載せたんんじゃないかなあ・・・
さらにリンクをクリックすると・・・
小型建設機械バックホウ「日の本コンパック」のリンクをクリックするとこんなのが出てきました。もちろん油圧で動くのでしょうから日の本キャップのベルトは運転席足元かなんかにある油圧ポンプも動かしてたんでしょうねえ・・・
バックホウを操作する時はなんだかやりづらそう。イスはオフィスのイスみたいにクルクル回ったのでしょうか?
・・・今日はこれまで。仕事しま〜す