ヒバリはカモよりうっかりさん?

ヒバリのタマゴ ああ!またここにも草刈の犠牲者が・・・
ヒバリのタマゴ ああ!またここにも草刈の犠牲者が・・・

環境保全会で行った草刈の贈り物の話、続きです。カモのタマゴを発見した後、今度はカモのタマゴイーターのSさんが「またタマゴを見つけた!」と呼ぶのです。

「道のど真ん中、橋から30Mくらいだからわかるよ」

「へぇ〜・・・道のど真ん中って、ちょっとそれは何じゃない?」下を見ながら草刈した後を戻っていくと・・・目の前の農道の確かにど真ん中から茶色い影が飛び出しました。ヒバリです。

ヒバリの巣 タマゴが5つ入っています
ヒバリの巣 タマゴが5つ入っています

飛び立ったその後を見ると、カモのタマゴを見た後ではすっごく小さく見えるウズラのタマゴより一回り小さいくらいのタマゴ達。茶色い砂粒のような模様がついています。まあるいボウル状の巣もカモと同じような形ですがこれまた小さい。

こんなところにヒバリのタマゴが・・・(動画)

 ↑ また再び暖めにきてくれるのかなあ・・・ 49秒 

ヒバリはウィキペディアによれば

形態
全長17 cm。翼開長32 cm。後頭の羽毛は伸長(冠羽)する。オスは頭部の冠羽をよく立てるが、メスはオスほどは立てない。上面の羽衣は褐色で、羽軸に黒褐色の斑紋(軸斑)が入る。下面の羽衣は白く、側頸から胸部にかけて黒褐色の縦縞が入る。胸部から体側面にかけての羽衣は褐色。外側尾羽の色彩は白い。初列風切は長く突出する。次列風切後端が白い。雌雄同色。
嘴は黄褐色で、先端が黒い。後肢はピンクがかった褐色。
卵の殻は灰白色で、灰色や暗褐色の斑点が入る。
生態
草原や河原、農耕地などに生息する。種小名arvensisは「野原の、農耕地の」の意。
食性は植物食傾向の強い雑食で、主に種子を食べるが昆虫、クモなどを食べる。地表を徘徊しながら採食を行う。
繁殖形態は卵生。上空を長時間停空飛翔したり、草や石の上などに止まりながら囀る。繁殖期が始まるとオスが囀りながら高く上がって行く「揚げ雲雀」を呼ばれる縄張り宣言の行動は古くから親しまれている。和名は晴れた日(日晴り)に囀ることに由来する説や、囀りの音に由来する説もある。地表(主に草の根元)に窪みを掘り植物の葉や根を組み合わせたお椀状の巣をメスが作り、1回に3-5個の卵を産む。抱卵期間は11-12日。雛は孵化してから9-10日で巣立つ。繁殖期にはつがいで生活し、非繁殖期には小さな群れで生活する。

とあります。

ヒバリはこんな鳥 ウィキペディアより
ヒバリはこんな鳥 ウィキペディアより

それにしてもビックリしたろうなあ

ヒバリの巣(普段)道の真ん中とはいえ、普段は静かでしかも屋根があり落ち着いた雰囲気だったはず・・・そこへ近づく刈り払い機の音・・・ミィ〜〜〜〜〜ン・・・
ヒバリの巣(普段)道の真ん中とはいえ、普段は静かでしかも屋根があり落ち着いた雰囲気だったはず・・・そこへ近づく刈り払い機の音・・・ミィ〜〜〜〜〜ン・・・
ヒバリの巣(草刈後)草刈の後は屋根がぶっ飛んで何とも居心地が悪くなっているはず 大丈夫かなあ
ヒバリの巣(草刈後)草刈の後は屋根がぶっ飛んで何とも居心地が悪くなっているはず 大丈夫かなあ
ヒバリの巣の位置 ここは路側帯ではありません 中央分離帯です
ヒバリの巣の位置 ここは路側帯ではありません 中央分離帯です
ヒバリの巣はこういう風に道の真ん中を草刈していて発見したそうです
ヒバリの巣はこういう風に道の真ん中を草刈していて発見したそうです

それにしても道の真ん中とは・・・ちょうど轍の真ん中のボサで、すれ違いのできないような農道ですからクルマに踏まれるようなことはないと思いますが、う〜ん・・・結構安全なのかな? みんなの草刈ですっかり彼らの家の屋根がなくなってしまったわけですが、これからどうなるのだろう。

ヒバリはカモよりうっかりさん・・・と思ったけど

ヒバリの巣 何もこんなところに作らなくても・・・と思ったんですけど・・・
ヒバリの巣 何もこんなところに作らなくても・・・と思ったんですけど・・・

よっぽどヒバリはうっかりさんなのかと思いましたが、考えてみればこの時期、大場町はとにかく地べたという地べたはほとんど水が入って田んぼになってしまうために、道の真ん中に巣を作るというのはもしかしたらヒバリの苦肉の策なのかもしれません。

それもいらねえよっ! 神さま あなたは残酷です
それもいらねえよっ! 神さま あなたは残酷です
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