オオバンと同じくキンクロハジロも潜水上手の離水下手

キンクロハジロ
なるほどっ!目が金色、全体が黒色、そして羽根が白だから金黒羽白 キンクロハジロかっ!

涸沼川に浮かぶ水鳥を眺めていると、同じように見えて同じようなことをしているカモもよく見ると種類が違うことがわかります。前にみた潜水上手のオオバンちゃんにそっくりですが、同じ黒でも少し色が茶色っぽい。それに、オオバンは目が赤かったのにコイツは黄色い。オオバンは嘴が白いエナメルの靴みたいだったのにコイツはそんなに嘴が主張していない。

どうもキンクロハジロのメスのようです。

ウィキペディアによると

キンクロハジロ(金黒羽白、Aythya fuligula)は、動物界脊索動物門鳥綱カモ目カモ科ハジロ属に分類される鳥類。

全長40-47センチメートル。翼長オス19.8-20.8センチメートル、メス18.9-20.2センチメートル。翼開張67-73センチメートル。体重0.3-1キログラム。初列風切の上面には白い斑紋が入り、和名ハジロの由来になっている。
虹彩は黄色で、和名キンの由来になっている。嘴はやや短く、幅広い。嘴の色彩は灰青色で、先端は黒くその周囲は白い。後肢は暗青灰色。
繁殖期のオスは後頭の羽毛が伸長し(冠羽)、英名(tufted=ふさのある)の由来になっている。また頭部から胸部、体上面の羽衣が黒く、頭部の羽毛は紫色の光沢がある。和名クロは羽衣に由来する。メスは冠羽が短い。非繁殖期のオス(エクリプス)やメスは全身の羽衣が黒褐色や暗褐色。オスのエクリプスは黒みが強く、体側面に淡色の斑紋が入る。またメスは嘴基部に白い斑紋が入る個体もいる。

生態
湖沼、河川、河口などに生息する。
植生は雑食で、水生植物、昆虫、甲殻類、軟体動物、魚類やその卵、カエルなどを食べる。
繁殖形態は卵生。5-7月に水辺の草原や浅瀬(カモメ科の集団繁殖地内に巣をつくることもある)にアシやイグサなどの枯れ草などを組み合わせた直径20-25センチメートルに達する巣をメスが作り、6-14個の卵を産む。メスのみが抱卵し、抱卵期間は23-28日。雛は孵化してから45-50日で飛翔できるようになり独立する

キンクロハジロ
キンクロハジロの♀は、♂に比べて羽根の白が少し薄いようです。
キンクロハジロ
のんびりちゃぷちゃぷと浮かんでは、潜って食事をしています。

潜水上手の離水下手

かれらは潜るのは上手なんですが水面から飛び立つのはじれったくなるほど遅いです。水に浮かぶための太い胴体や水かきのついた足が抵抗になってなかなか浮かび上がらない感じです。普通の鳥と比べると、ちょうどヘリコプターか戦闘機と飛行艇の関係みたいです。

離水べた
水に足を掴まれているみたい。バタバタしていますがなかなか浮かび上がれない。
水面を一所懸命に走っているようにも見えます。ときどき通るシジミ漁の船や川遊びの船から逃げるのが全く間に合っていません。船のほうが速いのです。
水面を一所懸命に走っているようにも見えます。ときどき通るシジミ漁の船や川遊びの船から逃げるのが全く間に合っていません。船のほうが速いのです。

島地区の生き物の記事へ
島地区の生き物の記事へ

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

“オオバンと同じくキンクロハジロも潜水上手の離水下手” への2件の返信

  1. OPさん
    おはようございます

    着水できて泳げて、潜水できて、飛行できて、ナビゲーションも備わっていて、陸地にも降りて走れる鳥はやっぱりスゴイと思います。

    確かに!
    万能選手ですね
    しかも潜水能力はかなり高い・・・

    それからすると一般的な人間は機械に頼らないとトリにずっとずっと劣りますね

    ・・・う〜ん これはイカン 少し体を鍛えないと・・・

  2. 潜水艦から発進できる水上機は昔あったようですが、着水できて泳げて、潜水できて、飛行できて、ナビゲーションも備わっていて、陸地にも降りて走れる鳥はやっぱりスゴイと思います。
    これだけの機動力なら、手が使えなかったりいわゆる「トリアタマ」でも仕方ないと思います。
    まあカラスなど頭の良い種類もいますが、機動力という観点から見ると彼らは間違いなく地球最強でしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。