保全会の蕎麦粉で本職に蕎麦を打ってもらいました2

できた!やっぱり違います。同じ粉でもやればできる。次回はこれが目標です。
できた!やっぱり違います。同じ粉でもやればできる。次回はこれが目標です。

やっとここまで来ました。何回も言うようですが、種まきから考えたら大変な手間です。蕎麦は「江戸時代に生まれたファストフードだ」なんて話を聞きますが、20秒でゆであがる蕎麦を作るには大変な段取りが必要です。現場での作業をスムースに早く終わらせるためには、バックグラウンドでの膨大で綿密な段取りが必要だというのに通じますね。

ファストフード・・・それもこれも、食べる人、打って提供する人、蕎麦を育てる人、粉にする人、それぞれが分業制になっているからこそできる事かもしれません。

すべてを全部自分たちでやった保全会の蕎麦は、一手間を惜しんでしまいがちです。最終的には自分たちで食べるので「まっ、いいか」でも納得できますから、いろんな意味で超スローフードですね。

末広町でおいしいお蕎麦を出す「にのまえ」というお蕎麦屋さんの店主に、「保全会の蕎麦粉で本職に蕎麦を打ってもらいました」前回からの続きです。

丸い蕎麦を四角くする

↑ 動画(2分18秒)画面クリックでも再生します。

まずは鏡餅みたいなこねた蕎麦を、卵形に延ばし、ヨコタテ、ヨコタテと延ばすうちに、あらあら不思議。気持四角くなってきます。

四角い蕎麦をナガシカクにする

↑ 動画(3分15秒)画面クリックでも再生します。

かなり薄くなってきました。
かなり薄くなってきました。

さらに長方形に延ばす作業は3本の木の棒を使います。一本は蕎麦を延ばすための延ばし棒。二本は巻き棒といって、ハンドリングを良くするために延ばした蕎麦を巻き取っておくものです。延ばす作業は手前から奥への運動になります。人間の手の長さは限られていますから、打台がたとえ20Mあっても使うスペースはせいぜい1M四方です。ですから、これがあれば狭いスペースでも長方形に蕎麦を延ばすことができます。

ナガシカクの蕎麦を畳んで切る

↑ 動画(2分31秒)画面クリックでも再生します。

切る作業・・・これも神経を使います。
切る作業・・・これも神経を使います。

蕎麦を長方形に延ばしたら、今度は十分打ち粉をまぶして畳み、等幅で切っていきます。これも茹で時間と上がりを均一にするために必要な作業です。ここまできてやっと食べる前の準備ができたということです。

切ったそばはしっぽを切って長さを揃え、優しく振って打ち粉を落とします。
切ったそばはしっぽを切って長さを揃え、優しく振って打ち粉を落とします。
切りそろえた蕎麦は、カタマリごとにバットへ並べていきます。
切りそろえた蕎麦は、カタマリごとにバットへ並べていきます。
たくさんできました!
たくさんできました!

茹でて食う!

小さな鍋だと、茹でる時に蕎麦が切れてしまうそうですが、大きな鍋がないので、ノルマンディー地方の田舎の金物屋で買い、友達に日本へ運んでもらった、ル・クルーゼ(28cm)で茹でてみました。
小さな鍋だと、茹でる時に蕎麦が切れてしまうそうですが、大きな鍋がないので、ノルマンディー地方の田舎の金物屋で買い、友達に日本へ運んでもらった、ル・クルーゼ(28cm)で茹でてみました。
茹でるとき多少は切れたのかもしれませんが、すばらしいできです!(ひいき目なのかもしれませんが)うまい!
茹でるとき多少は切れたのかもしれませんが、すばらしいできです!(ひいき目なのかもしれませんが)うまい!

今年は挽きたてをこのように上手に打って食べてみたいですね。

それにしても、蕎麦ってこれだけの手間がかかっているんだから、ものすごくお買い得です。みなさんそばを食べないとソンしますよ! それを言うならお米もそうか・・・お米も食べないとソンです!

環境保全会で作る蕎麦の記事へ
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