ツバメのヒナが産まれました!2011

傾き、壊れた建物でも、ツバメが巣をかけた以上は少なくとも倒壊はしない?
傾き、壊れた建物でも、ツバメが巣をかけた以上は少なくとも倒壊はしない?

地震で柱が8本も折れて傾いてしまった作業場にいつものツバメがやってきました。それを友達が見て、「あ!ツバメが来てる。もう大丈夫じゃねえ?(倒れることはないのではないか?)」と言いました。なんとなくそれを見て、僕もそう思いました。

ツバメが子育てする家は倒壊しない・・・という経験則があるのかどうかは知りませんが、あの地震の時の動物の逃げようを考えると、その勘というか危険察知能力は十分参考になると思うからです。

去年の映像ですが、YouTubeに焼き直し ツバメはとってもおしゃべり!

↑ 動画(47秒)画面クリックでも再生します。

ここ何年か観察していますが、僕は、ツバメは自分の産まれた家にパートナーをどこかで見つけて帰ってくるのだと思っています。そして自分の育った巣を使って、新たに子育てをするんじゃないか・・・なんて勝手に考えています。(彼らに聞いたわけじゃないですけどね)

そして、空いているツバメの巣がたくさんあるのに、新たに巣を掛けるのは、はじめてここに来たツバメなんじゃないかな。

そして2011年、倒れそうな作業場をツバメは見捨てなかった

↑ 動画(19秒)今年のヒナが産まれました!親鳥がエサを運んできます。画面クリックでも再生します。

4月の末に卵を暖め始めたツバメちゃんのヒナが孵ったようです。この調子なら、これから9月くらいまで、入れ替わり立ち替わりいくつかの家族が作業場で子育てをしていくと思います。

ツバメの絵
ツバメのしっぽは色々な役にたちます。ひなにエサをやる時は、巣のフチにかけた足と、巣の側面を押さえつけたしっぽでしっかりとからだを支え、ヒナの不意な動きに備えます。

親鳥が巣のフチに止まるまでは、ヒナたちは本当に静かにしています。そのかわり親がエサを運んできたら、てんでに主張して大変ですけど・・・とにかくまずは無事に巣立って欲しいです。

ツバメはとっても高性能

シャッターの狭いスキマを抜けたり、一階と二階をグルグルと行き来したり、高速で飛ぶこともできれば、反転してホバリング(空中停止)だってできちゃう高性能な鳥なんです。
シャッターの狭いスキマを抜けたり、一階と二階をグルグルと行き来したり、高速で飛ぶこともできれば、反転してホバリング(空中停止)だってできちゃう高性能な鳥なんです。

しっぽ大好き!!

普段のしっぽは、いわゆる燕尾服みたいに二本の突起が突き出しているだけなんですが、すごいスピードで飛んできて、空中停止するとき、巣に止まるとき、エアブレーキなのでしょう。羽根としっぽを扇のように一気に開くのです。
普段のしっぽは、いわゆる燕尾服みたいに二本の突起が突き出しているだけなんですが、すごいスピードで飛んできて、空中停止するとき、巣に止まるとき、エアブレーキなのでしょう。羽根としっぽを扇のように一気に開くのです。

その開いたしっぽは、アゲハチョウにそっくりです。下から見ているとしっぽには白い斑点が並んでいて、それが太陽の光を透過して大変きれいです。

ツバメの記事をまとめてご覧になるにはこちら

島地区の野鳥の記事をまとめてご覧になるにはこちら

島地区の生き物の記事へ
島地区の生き物の記事へ

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。