ニワゼキショウ(庭石菖、雑草は花が咲いてみないとわからない)

ニワゼキショウの花
5月中旬(初夏?)小さな小さな薄紫の花、中心は黄色でその周りは濃い赤紫。

去年の11月、大場町島地区絶滅危惧種をさがせ!ということで、とりあえず絶滅危惧種のひとつ、「ヒメアヤメ」だと目星をつけていたものの結果が出ました。結論から言えば「ヒメアヤメ」ではなく、「ニワゼキショウ(庭石菖)」です。

イシゼキショウの花
横から見ると根本はキュッと引っ込んでいます。

中心は黄色でシャンパングラスみたいに引っ込んでいて、周りは薄い紫。そして濃い赤紫の筋がいくつか、中心から周りに向かって伸びています。花の直径はおおむね1センチほど。背丈(草丈は)10センチ未満くらい。小さな花です。寿命の短い花がしぼむと、小さな丸い実?を付けるみたいです。

イシゼキショウの葉
イシゼキショウの葉。去年の11月、ヒメアヤメかもしれない・・・と思った時の様子。ちょっとアヤメっぽい葉っぱしかありません。

5月に花が咲いてわかったわけですが、葉っぱだけで種類を特定するのは難しい。人間に例えてみれば雑草は葉っぱが体で、花が顔みたいなものなのかな?やっぱり顔を見ないと、どこの誰さんなのかわかりません。

ニワゼキショウの花

このニワゼキショウ(庭石菖)、ウィキペディアによればアヤメ科なので、ヒメアヤメと間違える・・・というのはかなり惜しかったと自己弁護しておきましょう。

ニワゼキショウの花

これで以前畦道に咲いていたという、大場町島地区のヒメアヤメは已然幻のままです。引続き気にして探してみたいと思います。どこかにひっそりと残っているとうれしいのですが・・・

2011/5/21追記:白っぽい花の種類もあるみたいです

ニワゼキショウには白っぽい花の咲く個体もあるみたいです。別の場所で見つけました。丸い種?がかわいらしいです。
ニワゼキショウには白っぽい花の咲く個体もあるみたいです。別の場所で見つけました。丸い種?がかわいらしいです。
こんなに背が低くて、我も我もと背の高い草が多い世の中で良くやっていけるものです。特別な戦略でも持っているのかな。
こんなに背が低くて、我も我もと背の高い草が多い世の中で良くやっていけるものです。特別な戦略でも持っているのかな。写真はすべてクリックで拡大します。

2011/5/29追記:まだまだつづくニワゼキショウの季節

まだまだ見かけます。ピンクの花
まだまだ見かけます。ピンクの花

2011/6/10追記:まだまだまだまだつづくニワゼキショウの季節

ニワゼキショウの花6月
ニワゼキショウの花6月
ニワゼキショウの花6月。雨の日はこうやって閉じています。
ニワゼキショウの花6月。雨の日はこうやって閉じています。

島地区の植物の記事へ
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