極少量の鍋炊飯

nora妻です。

先日、『ずぼらな鍋炊飯』の記事に「ごく少量のお米を上手に炊くコツは?」というコメントをいただいたので、少量の鍋炊飯にトライしてみることにしました。

コメントを下さったなお吉さんは、1才の子供さん用に60gのお米を炊いてみたところ、この記事の水加減ではおかゆになってしまったとのことでした。

60gのお米をお鍋で炊いてみます。

米60グラムで約0.5合
60gのお米をカップに入れてみるとみると約0.5合(90cc)です。

教科書的な水加減は米の体積の1.2倍ということなので108cc!手持ちの鍋でもっとも小さい直径12cmのホーロー鍋に米と水を入れてみると、水の深さは私の人差し指の爪の高さ(第一関節の半分くらい)しかありません。

いつもの3.5〜4合では第一関節より若干上にしていますので、My水加減物差しからするとかなり少ない水加減になります。しかし『おかゆになってしまう』という点が気になるので、まずはこの教科書的水加減で炊いてみることに。鍋は12cmでも大き過ぎるくらいで、米の深さが稼げませんから慎重に平らにならしてから炊飯開始。

水加減の写真
炊飯中

いつも通り沸騰するまでは強火で、吹きこぼれてきたら極弱火に。途中気になって蓋を開けてみるとなんだかかなりべちゃべちゃした雰囲気が……。『おかゆになっちゃう???』と水加減のことはすっかり忘れ、かなり水分を飛ばし気味で炊飯終了。

しばらくそのまま蒸らして蓋をとると、見た目はつやつやしていい感じ。ところが口にいれると見事に芯が!。粒の外側は逆にべちゃっとしていて久々の大失敗ご飯です。

そんなに簡単には行きません

炊きあがりの写真
中は芯があり、外側はべちゃっとしてます。

失敗の原因をいろいろ考えました

少量の場合沸騰するまでの時間が短い(普段の半分くらいの時間で沸騰してしまいました)。今回使ったのが注ぎ口が二つあるタイプの鍋で蓋の密閉が悪い上に、慌てて水分を飛ばしたこともありトータルの炊飯時間がかなり短くなってしまった。量が少ないと火を止めてから冷めるのが早く、蒸らしも十分にできていなかった。などが考えられます。

翌日再チャレンジ

翌日もう一度同じ米と水の量で、火加減に注意しながら炊いてみることに。
最初の強火をちょっと控えめにして沸騰までの時間を稼ぐこと、それと途中で蓋をなるべく開けず、炊飯時間を十分に取ることに気をつけてみました。また火を止めてからも、火にかかっている他の鍋の近くに置き、冷めるまでの時間を引き延ばして保温状態をキープ。

というような大ざっぱなやり方ではありますが、前日に比べてかなり良い感じに炊きあがりました。
1才の子供さんにはちょっと固いような気がしたので、もう少し水を多めにした方が良いかもしれませんが、なんとなく方向がつかめた気がします。

そして感想

今回やってみての感想は、少量の炊飯は、全ての行程をかなり慎重にする必要があるということ。
鍋の選択(サイズ、材質、厚み)、水加減、米のならし、火加減、蒸らし加減。
米の量が少ないと、ちょっとした誤差が大きく影響してしまうようです。
大ざっぱな私には厳しい!ですが、たとえ少量でも炊きたての美味しいご飯が食べられたら幸せですよね。

コメントを下さった「なお吉」さん、参考になる部分がありましたら幸いです。
ぜひ子供さんにおいしいご飯を食べさせてあげてくださいね!

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