ムクムク寒雀

雀の写真
傾き始めた西日を見つめる雀たち。一体何を考えているのでしょう?

寒雀とは今よりもっと遅い、ものすごーく寒い時の季語だそうですが、雀はそんなこと知ったこっちゃないですね。この季節は3時にもなると、もうお日さまが西に傾き、ひんやりとした空気も忍び寄ってきて「もう帰らなくっちゃ」というそわそわした気持になります。晴れた日は特に寒くて、雀も空気を含んでムクムク寒雀です。犬やネコは冬毛になるからムクムクなのでしょうが、雀はどうなのでしょうか?やはり生え変わるのかな?

寒ネコの絵
ネコは寒い時、手足をなるべく小さく揃えて膨らんだ体の下に入れてしっぽも畳んで、丸くなってじっと目を閉じています。まるで皇帝ペンギンです。冬になるとムクムクで太ったように感じますが、多分毛が変わっただけなのでしょう。
雀の写真。電柱付近にいます。
秋の頃なら雀も目一杯おしゃべりしていたのですが、なんだかこの日は不活発。動きも少なく、なぜか黙って長時間同じ格好です。
スズメガ電線に止まっています
そばにいたいけど、近くはイヤ。雀の心理的距離を表していると思いませんか?キレイに等間隔に並んでいます。

続きを読んでね!の画像

長くなるので畳んでおきます。「続きを読む」のリンクをクリックして、下に開いてみてください。

雀の写真
一羽が後ろを向くと残りも後を向きます。おもしろい

もしかしたら雀は小さな動物だから、外敵から身を守るためにみんなで同じ行動をするようになっているのかもしれませんね。ちょっと水族館で見たイワシの群れを思い出しました。誰が命令を下すわけでもなく(もしかしたら危険に気がついたもの?)、群れとして統制のとれた動きをしていました。

すると、電線に等間隔でとまっているのも、単純に群れ、編隊で行動するためにきちっと計っているのかもしれません。考えてみればあまり近いと羽根がぶつかって飛ぶのに支障をきたします。

雀はちゃんと車両間隔ができていて、前にならえをしなくても彼我の距離を瞬時に見分けているのかも。
雀はちゃんと車両間隔ができていて、前にならえをしなくても彼我の距離を瞬時に見分けているのかも。
そういえば戦闘機だって集団で飛ぶ時には等間隔で並びますね。これだって美しいからというわけではなく、敵を発見しやすく敵からやられにくいからなのでしょう。この日はずいぶんくっついていました。戦闘機は雀かあ・・・
そういえば戦闘機だって集団で飛ぶ時には等間隔で並びますね。これだって美しいからというわけではなく、敵を発見しやすく敵からやられにくいからなのでしょう。この日はずいぶんくっついていました。戦闘機は雀かあ・・・豆粒みたいですが、クリックすれば少しは拡大します。
旅客機の写真
これだと鳥に例えたらトンビかアオサギでしょうか?あまりつるまずにいつも一羽で飛んでいます。
雀はいつの間にかいなくなってしまいました。
飛行機を見ているうちに、雀はいつの間にかいなくなってしまいました。
夜になって、その枝に今度は月がとまっています。
日も暮れて、その枝に今度は月がとまっています。
晴れ渡った夜空の冬の月。明日も寒くなりそうです。
晴れ渡った夜空の冬の月。明日も寒くなりそうです。

2011/1/1画像追加

寒雀の画像です

写真撮れ次第随時追加していきます。

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